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コラム
column

リノベーションと本格的なお店の相性。

長野へ行くとついつい足が向いてしまうお店。

アメニティーショップアイの店長、新井さんに教えていただいた美味しいとんかつが食べられるお店。

大福屋さん。

善光寺周辺のリノベーション密集地に存在する下宿所をリノベーションしたお店で、古本とカフェと本格とんかつが味わえる。

人に教えていただいたお店だけど、隠れ家的に教えたくない、けど知ってもらいたい、そんな魅力あるお店。

教えていただく前から、ここにリノベーションしたお店があるのは散歩しながらチェックしていたけど、まさかとんかつが食べられるなんて思いもしなかった。

そのときは「とんかつ」って言う暖簾かかってなかったと思う。

入り口入って奥まった階段を登った先に食堂のようなところがある。

隠れ家的でリノベーションならではの面白いアプローチです。

なんかちょっと最近はやりのおしゃれなリノベカフェのよう。

 

注文はとんかつ。

ロースを頼むと期待度を膨らませてくれるサプライズが待っています。(2回行って2回ともだから毎回?)

肉の塊を持って来て、サーロイン側、リブロース側、真ん中の部位、どちらが好みか尋ねてくれます。

こだわり満載の本格派なとんかつが肉のプレゼンテーションによって導き出されます。

これをやられると「なに?なに?」ってとても驚く。

おしゃれなだけではない本格派のお店のあり方に唸らされるし、勝手に暮らしの工房とシンパシーを感じてしまう(笑)

「ドヤッ」って感じではなく、「うちの美味しいの食べて行ってよ」って普通な感じがたまらなく心地よい。

凄みを消し去り、凄さを感じさせるそんな風に私もなりたい。

出てくるとんかつも簡素でとんかつをとことん味わうための設え。

キャベツが千切りではなく、塩キャベツというのがいい。

帰りしなに「楽しい1日をお過ごしください」と送り出してくれるのも嬉しい。

コンテンツがしっかりしているから、より、リノベーションというストーリーも活きてくる。

この周辺はリノベーションされたお店で、超美味なピザを食べられるお店やふわふわトロトロのシフォンケーキのお店など、本格的でなんども通いたくなるお店がたくさんある。

こだわるとターゲットが絞られるため、広く浅くの商売がしにくくなる。

人や箱、モノに大きな投資が難しいのも現実。

そういった意味でも空き家リノベーションとの相性もいい。

この界隈はやはり気づきが多い。

 

こういうお店が地元にたくさん点在していると多様性が生まれ、自分たちの住む地域が本当に楽しくなると思う。

高田も直江津も上越全体が、日本全体が空き家問題に苛まれているけど、ビジネスとの両輪できっと解決策が生まれるだろう。

もっと空き家が流動的になればいいのだが。。。


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