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コラム
column

椅子を選ぶコツは?試着をするように座って体に合うものを選びましょう。

昨日は家具を見るために私用で長野市のアメニティーショップアイさんへ。

家族と子供用の椅子やダイニングテーブル、ソファなどを一通りみました。

椅子を決めるのはやはりたくさん座ってみないとわからないと改めて実感しました。

椅子を選ぶ際は、試着をするように座って体に合うものを見つけてみましょう。

 

お仕事を一緒にさせていただいているし、お店の空間づくりも一部携わらせていただいている。

何度も何度もオーナーさん達と家具の打ち合わせに訪れ、色々な椅子達に座ったり、感覚を深めてきました。

もちろん、意中の椅子はたくさんあり、欲しいものもたくさん。座れるお尻は一つしか持ち合わせていませんが。。。

そんな椅子、新しい出会いの椅子たちも含めて、家族にたくさん座ってもらいました。

普段家で使っている(現在は椅子は仕舞い込んで座の生活中ですが。。。)のが夫婦でJ39。

事務所でも使っていて、写真手前の四角いペーパーコードの椅子。

デンマークのデザイナー、ボーエ・モーエンセンが1944年にデザインした庶民のための椅子。

俗にシェーカーチェアと言われ、シェーカー教徒が持っていた家具からインスパイアされた椅子。

簡素で美しく、若干ぼってりとした懐の深いおおらかなプロポーションのデザインに憧れて購入したお気に入りの椅子の一つ。

現在の家は狭いのでダイニングテーブルを置いたら、そこがダイニングでもあるし、リビングでもある空間。

J39はダイニングチェアでもあるし、リビングソファでもある存在。

私のお気に入りで私の独断で購入したのだけれど、アイさんへ訪れたせっかくの機会なので色々と座ってもらいました。

特になんのフォローもせずに思い思いに座りながら、一通り座り終わって言った一言が、「あの、腰の椅子っていうのがいい」

awaza(上写真)でした。

日本人の体型に合わせて人間工学にそって徹底的に作られた椅子。

座面もゆったりとしながら、腰をサポートしてくれる背板の絶妙な位置。

わかる。わかる。

暮らしの工房オーナーさんの一番人気と言ってもいい椅子。

座って良さが伝わる椅子って本当に素晴らしく強烈なデザインだ。

座る人を虜にする椅子です。

 

そしてまだ座っていないと言う、カイ・クリスチャンセンのNo.42。写真下。

背もたれが絶妙に動き、体に吸い付いて来ます。

1956年にデザインされ、現在は日本の宮崎椅子製作所で作られている時代を生き抜いて来たデザイン。

時間を耐え抜くデザインはそれだけで素晴らしい。

毎度の家具打ち合わせでもこの椅子にやられる人多数。

もちろんうちもNo.42がNo.1のお気に入りになったようです。

No.42はずっと欲しい椅子だったんだよなぁ。。。

 

椅子は座って見て初めて自分に合う椅子に巡り合います。

決して安いものではないのも事実ですが、長い目で見ると決して高くはありません。

帰りの車の中で、「量販店とたった数万の違いでしかないなら、絶対にこちらの方が安い。この座り心地で数万の差は安い」という話になり、「質のいいものを長く使っていく暮らしの方が絶対的にいい」と言う極々普通の結論に至りました。

 

家づくりで家具は後回しになりがち、勝手に自由に用意してください。となりがちだけど、暮らしの上で欠かせない要素です。

そして、椅子の選択は難しいし、椅子のデザインはとても難しい。

だからこそ、サポートしたい部分でもあります。

今回、家族を連れて行き、改めて座って確かめると言う大切さを感じました。


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