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コラム
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庭がつくる影。

庭をつくることでできるメリットはいくつもあります。 隣や周りを気にせずにカーテンやブラインド、障子を開けることができる。 窓際が気持ちよくなる。 瞬間瞬間の移ろいが楽しい。 外観の見た目が良くなるコスパがかなり高い。 など、いろいろと考えられます。

それではデメリットとして。 管理がたいへんそう。 家以外のコストは考えにくい。 冬囲いが必要なのでは。 といったところだと思います。

庭好き工務店、暮らしの工房としては、雑木を使って比較的放っておいても育ちやすかったり、大きく成長しない木を選んだりと、管理のしやすい庭づくりを目指しています。

冬囲いだって特にしなくていい。 枝が折れるのを嫌うのであれば、縄でまとめてあげる程度。 造園家の荻野さんに雪国の庭の管理を質問した時があって、「山の、自然に育っている木は雪囲いとかない。枝が折れたっていい。それが自然の美しい造形をつくるんだ」と聞いたことがあり、なるほどと腑に落ちたことがありました。 日本庭園や鑑賞の園芸品種なら管理を怠ってはならないけど、雑木なら自然の風合いがいい。 ということで、もっぱら雑木の庭を家づくりに取り入れています。

そんな私が庭で密かに好きなところは建物に落とす影。 障子に映ったり、デッキや床に落ちてくる影を見るだけでも癒されるし、天気、季節、様々な条件によって映し出される時間を感じることができるのが影だと思います。

照明もアッパーで影を飛ばさないように、上から照らすようにしています。


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