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コラム
column

「有元葉子私の住まい考」を読む。おすすめ本。」

料理研究家有元葉子さんが住まいについて書いた本「有元葉子私の住まい考」を読んだ。

正直言ってしまうと著者のことをよく知っていた訳でなく、なんとなく名前を覚えていた程度。

最近、キッチンツール(特に水切りかご)を探していたらラパーゼに出会い、なんとなく名前を覚えていた料理研究家。

たまたま書店にて棚の中にある一冊を見つけ、帯に書かれた言葉を見て、表紙を見て、パラパラっと中を見て、写真の雰囲気で読んでみようと出会った。

衝動買いではなく、わりとじっくり吟味して(笑)

帯に書かれている文はこう。

「私にとって住まいとは落ち着いた気持ちで安心して居られる場所。快適で、目で見て気持ちがいいことも家づくりのテーマです。」

はい。共感します。私の家づくりのテーマでもあります。

「どんな家」ということよりも「住む」ことの方が先にくる。

暮らしの中で感じる色々なことが「家」のあり方として捉え、住まい方のことや、庭のこと、隣近所のことまで、示唆に富んだ内容です。
その内容は多くの建築家が本で言っているようなことで、「こう表現したら伝わりやすいのかぁ」と新鮮に感じました。
プロが言うことを、プロじゃない人が伝える方が深く刺さる感じがする。
料理家は暮らしの本質をよく知っていると思います。

料理研究家土井善晴さん著の「一汁一菜でよいという提案」でも、とても参考になる「暮らし」の哲学が記されているのでそちらもオススメです。

 

なぜ料理家が暮らしの本質をよく捉えているのか。。。食べるが暮らしに大きな役割を持っているからなんだと思います。

料理研究家の哲学を知ることは、とてもプラスになると思う今日この頃です。


また、料理研究家ならではのキッチンの使い方も、真似したい実用的なテクニックがいっぱい。
「家づくりしたい」と考えている人(暮らしを見つめ直したい人も)に読んでもらいたいオススメの一冊にします。

 

本の中では3軒の住まいが紹介されていて、野尻湖の別荘の紹介もあります。

野尻湖周辺は山の食材が抜群に美味しいが、新潟県境で日本海の魚も新鮮で美味しいものが手に入りやすい。と新潟県、おそらく上越地域もすごくうっすら登場してました。

なんだか少し嬉しい(笑)


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