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コラム
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黒部市パッシブタウン、K-TOWN見学。

新潟工科大学の産学交流のイベント?「富山県先進的まちづくり・建設施設見学会」に参加し、黒部市のパッシブタウンとK-TOWNを見学する機会がありました。

パッシブタウンは窓やファスナーなどをつくる巨大メーカーYKKが運営する先進的、実験的な集合住宅。

YKKの本社機能の一部を黒部市に移転し人口を流入したり、黒部市自体の人口減少に歯止めをかけようとしたプロジェクト。

巨大企業が地方を再生するプロジェクトの一例。

地元バス会社等と連携することで、通勤路線の確保などにより地域住民の利便性を保ったり、カフェやコミュニティーキッチン、保育所などを併設して、地域コミュニティーの基盤となる施設にもなっている。

パッシブタウンの集合住宅は、YKKの社宅ではなく入居にはなんの縛りもなく、誰でも入居することができる。

現在は第3区までが完成し、第6区だったか。。。までが今後出来上がるようです。

それにしても緑量に圧倒されます。

パッシブタウンの建物は高効率設備や高断熱化により、エネルギー負荷の少ない取り組みがされているとともに、周辺環境を整えることで黒部の自然を受け止め、取り入れる街区となるように計画されています。

パッシブとは、アクティブの反対語。

アクティブ(能動的)ではなくパッシブ(受動的)。

そこにあるものの恩恵を受けるという意味合いで建築では使われるため、機械設備にだけ頼るのではなく、太陽や風、水や周辺の微気候など、それらも十分活用して環境負荷の軽減を図る目的で使われる言葉です。

パッシブデザインという言葉は、自然環境の恵みをうまく活用するためのデザイン方法になります。

パッシブタウンは、地域コミュニティー、環境負荷の軽減、持続可能性、地域創生に挑戦した先進的な取り組みでした。

 

パッシブタウンを見学した後は、黒部駅周辺にあるYKKの単身寮K-TOWN。

新幹線駅が出来、衰退し始める黒部駅周辺のまちなかに単身寮つくった事例。

目に見える境界を取っ払い、地域住民が自由に往来できるように計画され、単身寮がまちと一体化される。

敷地という概念を取り除くと、とても自由でおおらかなまちになる。

けど、、、これを一般に当てはめるとハードルは高そうだ。

会社の寮だから出来ることだけど、会社だから出来るまちづくり。

パッシブタウンとはスケールの違いがあれど、新しい挑戦に企業のあり方が見て取れます。

パッシブタウンもK-TOWNの建築もどちらも住居。

個人的にはK-TOWNのスケール感が好きなのは身の丈の感覚か?笑

 

超巨大企業のまちづくり、地方での挑戦。

先進的でワクワク感や希望がある。

巨大企業だから出来る超巨大な社会貢献だけど、零細企業のミクロでもやれることがあると思っている。

自分のまちに自分がやれる範囲で企業活動を通して社会貢献すれば、チリも積もればヤマとなる。

そんな希望を感じた建築視察でした。

今の家づくりがもっと有意義になるなぁ。


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