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コラム
column

高気密高断熱を支える暮らしの工房の仕事。

先日、工務店仲間が集まり、弊社の現場と建物見学と、高岡でのたためる椅子をつくっている工房、設計工房M and Mの丸谷さんへお伺いしてきました。

普段は完成する時に来るパターンが多かったけど、今回は高岡訪問を兼ねて、断熱工事直前の現場の状況を見ていただくことに。

下地をどうやってつくるか、気密の取り方、勘所などを中郷の家を通してご説明。

断熱気密施工を共有いたしました。

 

その後は春日山の平屋へお邪魔して見学させていただき。

オーナーさん、ありがとうございました。

 

2つの住まいを見た感想は、チーム暮らしの工房の丁寧な仕事は、下地からできているということ。

大工さんの丁寧さに驚かれていました。

暮らしの工房を支える大工さんたちは、みな、現場監督などを経験した根っからの大工ではない(いい意味で)ということ。

自分だけの仕事ただこなしていくだけでなく、電気工事や設備工事の取り合いも調整しながら進めていきます。

そこが丁寧な仕事の素。それができずに自分の仕事だけ邁進して他の業者さんが困ってしまう、結果後戻りしてしまう、後戻りがうまくいかない大工さんも多いのが現状で、広い目で見れる大工さんの職能は大変素晴らしいです。

どうしても現場では大工さんが1番長く居る長になるため、ヒエラルキーが生まれてしまうこともありますが、チームみんながいい家を作るという目標の元、つくりあげていくには横に繋がることが1番です。

そんな大工さんたちとの仕事は楽しく、決め事をするヒエラルキー最下層の現場監督はとても助かっております。

最後は風景と暮らす池畔の家へ。

小一時間、ビールを家の中や庭で飲んだり。

空間体験をしていただきながら色々なお話を。

「岡沢の家は一見、普通のように見えて普通じゃない」

自身がこだわっている部分を言い当てられ、やはりプロは見え方が違うなぁと。

派手さや特別なこと、特殊なことは極力排除しながらも、普通では絶対になり得ないことを設計を通して、大工さんに丁寧な仕事をしていただくことで実現して、普通に見える、暮らしの邪魔をしない。

そんな家づくりを心がけていますが、そんなところを実作を通して感じてもらえることはとても嬉しい。


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