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コラム
column

西本町の家夜の見学会。夜は夜らしい明るさで照明計画。

27日土曜日の夜に、西本町の家夜の見学会を開催しました。

17:00〜20:00という短い期間、弊社としては初の試みでしたが、来場してくれた皆様にとってはいい機会だったのではないでしょうか?

20日、21日のお昼の見学会から続けて見学された方は、日中の明るさと違う落ち着きのある空間に、「照明はこれでいいんだ。」という納得をしていただきました。

初めて見学に参加された方は、はじめのうちは「白い蛍光灯でなければ嫌だ。隅々まで明るくないと嫌だ。」と言っていたのが、一通り見学して、腰を下ろして話をしながら1時間ほど過ぎたあたりから「妙に落ち着いてこれはいいね。」と価値観の変化が見られたり。

建築、住まいは必ず空間体験の豊かさがモノを言うと思っているので、本気で家をどうにかしたい(新築だけでなく、リフォームも、そして模様替えしたいなと言う程度でも)と考えているのであれば、多様な空間を経験することが必要です。

それは、住宅見学会に参加するだけでなく、名所に行ってもいいし、ぶどう畑に行ってもいい(笑)(その時の空間はこちら。過去ブログ)普段の暮らしの中で気に留めた空間でもいいのです。特別なことではなく、気に留める、気づくと言うことが家づくりにいい影響を与えてくれると思います。

今回の夜の見学会、昼の見学会を通して、ご来場された方に新しい空間体験をプレゼントできたのであればとても嬉しいこと。

否定的だった考えが、「これもいい」と新しくプラスできたことが、見学会をやってよかったと思えました。

 

そしてOBさんもご来場。

暮らしの工房の空間のベテランプレーヤーは、必要なところ以外ほとんど灯りをつけない生活になり、それを楽しんでいます。

「不要なところに影ができたからと言って暗く感じるわけではなく、手元は十分明るい。それが落ち着く。」と。

3世代で暮らすOBさまは、親世代がはじめのうちは隅々まで明るくなければと言っていたのに、しばらくして自分の居場所だけを照らすスポットライトで、ソファに座り本を読んだりしている様子をみてびっくりしたとか。

 

夜の見学会をやってみて家の明るさ暗さにスポットを当てて感じ、話をする機会でした。

夜は夜らしい灯りであるべき。と思っている暮らしの工房の空間。

この伝え方、体感の仕方は成功だったのではないでしょうか。

次の機会があればまたやってみよう。

 


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