メニュー
3-6-35mahorobakanⅡ-A, Kokufu,
Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
コラム
column

これからの暮らしを提案する住まい。

先週末は春日山の平屋でオーナーさんに床のワックス拭きをしていただきました。

床に塗るのは蜜蝋ワックス。

無垢の杉板にオイルを染み込ませることによって撥水性を持たせ、汚れをつきにくくさせ、床にツヤをだす。

暮らしが始まってからも定期的にオイル拭きすることで木のエイジングが綺麗になり、油分で汚れが浮き出るので綺麗にもなります。

この作業経験をすることで、これからどれぐらいの労力でどれぐらい進むのか。。。そんな目安となり、メンテナンスしやすくなると思います。

完成間近の自宅の最後の一仕事。的な感じで木を愛でてやるのもいい。

黙々と床に向かってやり続ける作業は、家づくりの経過を思い出す時でもあります。

自分の家との対話の時間がワックス拭きなのかもしれません。

終わった後、オーナーさんから感想をメールでいただきました。

 

始めの一文は「とても素敵なおうちで改めて感動しました。」という一文から始まりました。

 

本当に素敵なおうちで,完成見学会で色んな方に見ていただくのも楽しみです。

ワックル塗りのとき疲れてふと畳リビングに寝転がったとき,

そこから外を眺めたときの眺めが最高だったので良ければ見学者の方にオススメしてください笑

 

ワークスペースもこれからテレワークの時代になることを思うと

ああいう形で作ってもらって本当に良かったなぁと思います。

平屋になった経緯もそうですが,色々な出来事がすべていい方向に向かった家づくりだったと思います。

 

設計の意図を体感を通して感じ取って頂きとても嬉しく思います。

設計中はコロナウィルスのことなんて一切なかった時期。

家での仕事スペースの必要性からワークスペースと家とのつながりを色々とやりとりしながら計画していました。

工事が始まってからコロナウィルスの問題が出てきて、世間ではリモートワークの必要性が出てきました。

今まではワークスペースはどちらかというと趣味部屋的な要素が強く、そのあり方もリモートワークとは程遠い関係だったと(設計意識として)思います。

奇しくも、春日山の平屋ではこれからの家と仕事の関係を結びつける空間の提案の機会になったのかもしれません。

コロナ問題以前から、家時間、暮らしの豊かさ、充実さの重要性は創業当初から提案していますが、必然的に家時間が増えた今、その重要性をとても感じています。

 

家具も入り、完成に向けて色々と整ってきました。

設計者としては感じてもらいたいのは、空間の心地よさもあるのですが、実は平面計画。

平面計画がとてもうまくいった平屋の住宅を、どううまくいっているのか見学される方には見て頂きたいです。

 

見学会の枠は残り1枠となりました。

6月6日(土)16:00〜 1枠

のみとなっております。

見学を希望される方はお早めにご連絡ください。

 

見学会問い合わせ


関連記事
  • 風景をつくる杉板張りの住まい。春日山の平屋。

  • 上越市・中郷の家の気密。

  • 美しくエイジングする外壁材。

  • 上質な住まいをつくるために。

  • 神社で地鎮祭は天候を気にせず誰もが参加できるメリットがある。

この記事をシェア