メニュー
3-6-35mahorobakanⅡ-A, Kokufu,
Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
コラム
column

暮らしがあって住まいになる。長岡の家2。

3連休の先週末。

そんな時はメンテナンスへ廻る機会となります。

引き渡し、完成してから6ヶ月が経過した長岡の家2へお伺いしてきました。

工事がギリギリで完成写真を撮る間もなかった現場。

コラムでは時折工事の進捗状況などお伝えしていましたが、施工例として挙げられる写真が取れていないのでまだ未発表。笑

暮らしが加わり、オーナーさん自らが庭を設え、色々と手を加えて住まいに磨きがかかってきました。

 

この3連休はもう一軒、雑木にひらく焼杉の家へもお邪魔してきましたが、こちらのオーナーさんも「今年は庭の手入れやアプローチづくり、家の中の手入れを頑張った」と成果を見せて頂き、手をかけてもらっている住まいになったことがとても嬉しかったです。

 

正直、完成時の嬉しさなんて比じゃないぐらいに感激したし、この仕事が好きだ、やってて良かったと実感できたとともに、本当に暮らしが営まれる住まいが好きなんだと認識することが出来ました。

出来た時が一番綺麗だなんて悲しすぎる。

住まい手の手のかけ具合で磨かれていく住まいはやっぱり魅力的なんだと改めて感じました。

 

そんな長岡の家2、1年後に改めてしっかりと写真を撮ることとして、ケータイカメラで撮った住まいを少しご紹介。

外部は頻繁に登場していますが、杉板にウッドロングエコ塗装した鎧張としています。

国府池畔の家でも採用している木製の全開口サッシを導入。

デッキとの繋がりが楽しいようです。

1階はLDKと水廻り。

ダイニング。

白い壁に誕生日パーティーのデコレーションが映えます。

ダイニングと玄関土間を一体にしました。

土間越しに窓を設け、そこに坪庭のような植栽を計画。

そこにはオーナーさんは黒竹を植えてくれました。

黒竹は時期によってボコボコ出てくるし、根が走っていくから気をつけてね。と伝えておいたのですが、まだ思いのほか新しい芽が出てこないようです。

葉のサラサラした音がダイニングから聞こえてとても気持ちがいい。

キャンプ好きな家族は、「家の中でキャンプをしているようだ」と灯を調整しながら楽しんでいます。

吹き抜けの中におもちゃ箱のようなスキップフロアを配置したのが長岡の家2の特徴。

彫り込んだピット空間、踊り場を兼ねたスタディースペース、吹き抜けの3層構造。

彫り込んだ小さなスペースは、今は子供達のとっておきの遊び場。

大きなおもちゃ箱の中で遊んでいるような感覚は、想像以上に輝いて見える空間に。

おもちゃ箱の中でおもちゃと一緒に遊んでいる様子はトイストーリーの世界観のような錯覚を覚えます。

この感覚は予想外でした。

おもちゃ箱。。。(と、もう名付けた。笑)からはリビングとも繋がる。

この空間、子供がおもちゃで遊ばなくなった時はどうなるんだろう。。。とオーナーさん。

その時今度は大人の空間です。

お盆に晩酌セットを乗せてこの空間に潜り込む。

薄暗い空間にゆっくりと庭を眺めながらちびりちびり。

ゆったりとした時間が流れる装置に早変わり。

おもちゃ箱から茶室のような時間の流れに変わります。

こういう小さな空間は可能性に溢れている。

おもちゃ箱の上は吹き抜け大空間のスタディーコーナー。

2階から見下ろすといくつも空間が繋がっていく様子が見て取れます。

家族がひと空間の中にいながらも、様々なことができる居場所に溢れる空間なので、互いに適度な距離感を保ち心地よい暮らしが出来ています。

 

見学会もする時間がなかったことから、家具を納めた空間を見ていなかったので、改めて暮らしが入った住まいを見れて嬉しかったです。

そして住みこなしている様子が伺えて感謝です。

家っていいな。


関連記事
  • 仕事始めのその前にプラン初め。

  • 上越地域で家を建てるために理論的な断熱・気密の大切さと、感覚的な気持ちよさ・心地よさ。

  • アメニティーショップアイさんで椅子セミナーに参加。椅子の選び方を学ぶ。

  • 日本エコハウス大賞新築部門優秀賞、協賛企業賞W受賞

  • 2020年。新年の挨拶。

この記事をシェア