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コラム
column

耐震について考える日

日本の住宅の耐震基準は都度起こる大きな地震とともに変わって来ました。

1月17日は阪神大震災が起こった日。

この地震を機に、2000年に住宅の耐震について大きく変わりました。

地盤をしっかり考慮すること。

接合部をしっかり考えること。

地震力に対し発揮する耐力壁のバランス。

等、検討しなければならない項目は増えました。

 

耐震等級という概念も出来ました。

 

その後、長期優良住宅という制度とともに、耐震等級2以上は広く広まりました。

 

そして、熊本地震。

震度7クラスが2回。

耐震等級2の建物も大きな被害を受けるものも見受けられ。

耐震等級3の機運が高まりました。

 

そして、性能表示計算よりも、許容応力度計算でより確かなものへと。

 

だけど、建築基準法はあまり変わっていない。

アンダーの基準は対して変化はなく、100年に一度の大地震で即崩れない。

家の中に居ても逃げられて一命を守れる時間を稼げるような耐震性能だけが求めれる。

とりあえず命だけは何としてでも。。。

それが建築に課せられた最低限の使命。

 

生き延びた後にも生活が待っている。。。

本当は住む家もまたすぐ使えるようにならなくてはダメだと思う。

 

建築基準法を守っているから大丈夫は大丈夫ではないです。

建物としてなり得るボーダーラインでしかないから。

 

阪神大震災から28年。

家に求められる耐震性能はどんどん高くなっていきます。

大きな地震を経験するたびに検証が繰り返され、今度は大丈夫なように!と。

 

耐震については、日々、積み上げられています。

 

家が倒壊しないということは、災害時のインフラ強化にもつながる。

家の価値は今ではなく、数十年先を見越さなければならないと思っています。

 

だからこそ、基準をクリアすればいいのではなく、

根拠に基づいて、価値が下がらない家づくりをするべきと思っています。

 

暮らしの工房は

全棟、許容応力度計算で構造の確かさを確認して、積雪荷重を考慮しながら、耐震等級3。

積雪設定次第では耐震等級2がスタンダードです。

積雪と構造計算についてのことは過去ブログに掲載しています。

屋根に乗っている雪の重さを考える。

 

 

 

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