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コラム
column

ウールの力を利用しよう。

昨日は長野市のアメニティーショップアイさんへ家具の打ち合わせ。

毎物件恒例になっている家具購入のサポートツアーになっています。

その場で造作ソファーの張り地を決めたり、それぞれの好みに合わせた椅子を選んだり、椅子や家具のことを詳しく知ったりする機会です。

椅子などのほとんどが受注生産なので、欲しいなと思った時から1〜3、4ヶ月はかかります。(メーカーによります)

量販店の場合は大量生産され在庫ストックされるのでお店で選んで持って帰るというパターンですが、受注生産の場合は一脚一脚構成する木の種類から張り地まで選択して注文します。

メーカーも大量生産というわけにはいかず、一脚ずつ作るので時間はかかってしまうのです。

その分、良質でコストパフォーマンスに優れた家具を手に入れることができるのがメリットです。

住まいをつくる場合では、完成時を逆算して注文するため納期がかかろうともさほど問題はないのです。

ということで、タイミングを見計らって暮らしの工房では毎回、長野市のアメニティーショップアイさんへお邪魔して家具打ち合わせを行なっています。

ちなみに、アメニティーショップアイさんの2階の一部屋には暮らしの工房設計の空間が作られているので、家具を見たいなぁと思った方はそちらの空間も是非のぞいて見てください。

施工例:アメニティーショップアイ

年に何度も訪れるアメニティーショップアイさん。

新作家具や販路開拓された商品など、行くたびに面白い変化が見られ楽しいです。

昨日はウールカーペットのウールの力を目で見てきました。

ここ数軒、設計に組み込んでいるウールカーペット敷の床。

ウールと言ったら冬のニットを思い浮かべることが多いと思いますが、その連想から「暖かい」というワードを思い浮かべるかもしれません。

夏の床にウールなんて想像すらしたくない。。。と拒否反応を示すかも。

でも、実はウールという素材は夏にはサラサラの肌触りをもたらし、パイル織されたウールカーペートはとても気持ちいいのです。

そういうことを知ってからは、積極的に設計に組み込みたいと考えています。

また、ウールなんて床に使ったら、何かをこぼした時に大変なことに。。。と敬遠されることもしばしばあります。

しかし、ウールの力は想像以上です。

カーペットの上に液体をこぼしても、羊毛には油分が含まれているため自然と撥水力を持っています。

「あっ、こぼした!!」からふきんを取りに行って拭き取るまでの猶予は十分にあり、ウール自体に染み込むことがありません。

細かなゴミを散らかしてしまっても、通気性抜群のウールは掃除機で簡単に吸い取ることができますし、固く密に織り込まれているのでカーペットの奥深くに入り込むようなこともありません。

扱いにくそうなウールカーペットは実はとても扱いやすく、さらにどの季節も気持ちがいいという優れもの。

ゴロゴロしたくなる床には使いたくなるのです。

自然素材の風合いは木の家にも相性抜群で、インテリアとしてもプラスになること間違いなし。

現在は素晴らしい工業製品に囲まれいい面もたくさんありますが、こういった自然の力を利用した使用方法は精神的にも気持ちがいいし、適材適所な使い方が低負荷で当たり前で肩肘張らなくていいと思います。

是非ともウールカーペットを選択肢に入れることをオススメします。

 

私の事務所のお尻の下にも一年中ウールの敷物があります。

椅子の上に小さなギャッベ。

今の季節でもベタつかず、サラサラで気持ちよくて、離れられない存在になっています。


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