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3-6-35mahorobakanⅡ-A, Kokufu,
Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
作品
works

スイデンハウス

田んぼだった敷地を造成して建てた住まい。

周辺は水田に囲まれ、水田方向に対して大きく開き、まるで水田の上に浮かんでいるような感覚を持つような暮らしをつくった。

多雪地域のため基礎を高く設定し、高く浮いた基礎の周りにウッドデッキを廻すことで浮遊感を得る。

水田がつくりだす春夏秋冬の風景を存分に感じることのできる平屋の住まい。

 

 

建物スペック

耐震性能は許容応力度計算による耐震等級2(積雪荷重2.5m設定)

断熱性能はUA値=0.32(HEAT20G1)

気密性能C値=0.2。

長期優良住宅。

 

水田に囲まれた周辺環境。その水田に浮かんでいるかのようにダイニングやリビングとウッドデッキを配置。

水田や自然の風景の四季の変化を感じながら暮らす。

リビングソファとウッドデッキのつながり。

ウッドデッキを設けることで敷地外の水田と一体感を持たせている。

水田に張り出したようなウッドデッキ。軒下空間になり、大雪にも守られている空間。

リビングの見返し。窓とカウンター、テレビ台が一体になって連続性をつくる。

内部の連続性と回廊のようなウッドデッキもつながり広がりをもつ。

床はオーク材。堅木を利用して凹みにくい材質を選択。

リビングダイニングの空間に、木のBOXで囲まれたキッチン空間が差し込まれている。

同一の空間でありながらインテリアを変えて動の場と静の場を仕切りながらそれぞれの作業性や落ち着きを確保。

キッチン背面は作業カウンターと家電置き場。

奥にはデスクコーナーにつながりながら、キッチンを中心に色々なスペースへと展開していく。

床はリノリウムを使い、耐久性が高い素材を用いた。

キッチンの見返し。

暮らしの工房定番の制作キッチンは普通のシステムキッチンでは実現しにくいロングカウンターもコスパよく対応。

ガス調理台の脇にもスペースがあると調理したものを一旦置いたり、寝かしたりするスペースとして有効的に利用できる。

キッチンは作業性が重要。

キッチン脇のデスクスペース。

色々な空間を繋ぐ緩衝的な役割と誰でも使えるコーナーは使い勝手がいい。

寝室の窓。外の風景を切り取り絵画のように見える位置に窓を配置。

雪に配慮するために1mの基礎高を持つ。

腰高にならないように、浮遊感をもつウッドデッキを設けた。

それにより水田に浮かぶように張り出す内部と外部の連続性をつくっている。

正面は車2台分のカーポートとアプローチ、自転車やスキーのメンテナンス、トレーニングができる収納空間をカーポートの中に設けている。。

来客用アプローチ。地面から浮いたアプローチをつくる。

カーポート側のアプローチ。

雨や雪に当たらずアプローチできる動線と、訪れた人が楽しめる動線の2つのアプローチをもつ。

水田側から見た住まい。

雪下ろしをせずに2.5mの耐震設計をすることで、雪国の平屋を実現。

基礎を通常用り高くしているが、浮遊感を持たせることでプロポーションを整えた。

 

 


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