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Joetsu-shi, Niigata, 942-0082, Japan
コラム
column

気密と窓。

現在絶賛工事中の桜と水辺の住まい。

そこで気密測定を行いました。

測定結果はC値0.2

いい数字出ました。

 

気密の数値 0.2

というのは総隙間相当面積αA(この家の場合18㎠)を面積(116.78m2)で割った値です。

家の1m2あたりどれぐらい隙間があるか?

という数値で、小さければ小さいほど隙間がないということ。

になります。

 

この住まいは特別な立地と風景を取り入れながら暮らすために掃き出しの大きな引き違い窓がいくつかついています。

一般的に引き違いを使うと気密が下がる。。。

なんて傾向から、気密だけを意識すると窓の選択肢から外されることもあります。

 

だけど、窓ってなんのためにあるの?

って考えると、そんな気密性能だけに拘って選択を除外するなんてナンセンス。

デメリットもあることはあるのですが、大きな引き違いにはその窓にしか無いメリットもあります。

何よりも大きな開口が取れるというのがそのメリット。

 

極論言えば、気密に拘って小さな気密性能の高い窓を使うのであれば、無いほうがいい。

暮らしの工房の住まいは比較的窓は少なめ・・・というか、小さな窓が必要かどうかを考え、必要なければ設けない。

というような設計を心がけています。

メリハリとバランスと機能と性能と眺望と、、、

窓一つとっても色々な要素を含めながら設けています。

 

それでいて施工で性能を確保する。

 

それが大事。

 

決して一つの課題に対して解決するのではなく、色々な要素を含めて検討することが大事です。

 

引き違いは窓と窓の重なる部分にどうしても気密性能が劣るのは事実。

それを踏まえてもつけるべきか、つけるならどんなサイズか、そんなことを考えて窓の設計をしています。

 

性能の担保と設計の組み立ては両立させなければなりません。

 

 

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